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つながり日記
「25分のいちすとらいくはーと」
階段を上がると、ひとつの部屋の前で霊夢が待っていた。おそらくベッドの用意が終わったのだろう。はやい!もう終わったのか!以下略
霊夢「七番街は六番街を抜けていくの。その六番街がちょっと危ない所だから、ゆっくりやすんでいってね!」
チル「うん、ありがと」
そう一言、部屋に入ろうとするチルノ。そこで、ふと霊夢がチルノを呼び止める。振り返ると、そこにはいたって普通の、一人のやさしい女の子が居た
霊夢「チルノ」
チル「ん?」
霊夢「おやすみなさい」
ウインクを飛ばし、階段を下りてゆく霊夢。さて、これはどうしたものか。悩ましげな表情で、頭をぼりぼりと掻く
チル「参ったわね…」
…相当疲れてるようね
チル「!?」
ちゃんとした寝床なんて、大分久しぶりなんじゃない?
チル「うん、そうだね」
あれ以来ね
「随分立派になったものだ」
とある一室、そばで誰かが笑う。日に干されたばかりのふかふかの布団に大の字になっているチルノ
「そうなると、誰もお前をほとかないだろう」
チル「それほどでもないわよ」
「都会はいろいろと物騒だし、大変だろう。…いくらお前だって、立派な女の子なんだ。私は其れが心配なんだよ」
チル「あたいは大丈夫だって」
「まぁ、お前の場合はそういうのより、親しい友達のほうがいいかもしれないな。そうだねぇ…しっかりしつつ、寛容である年上の子なんて、ちょうどいい凸凹コンビになるかも」
チル「どうでもいいわよ…」
ふと、目を覚ますチルノ
チル「…何時の間にか寝ちゃってたし」
しばしの休眠。しかし妙な夢を見た所為か、さほど熟睡することも無く中途半端になってしまった
チル「六番街を抜ける、か。一人でも余裕のよっちゃんね」
なるべく静かに、かつ素早く部屋を後にするチルノ。途中花瓶らしきものに肩が触れ、彼女は自身が溶けたのかと錯覚するほどの脂汗をかいた。恐ろしい反射神経で花瓶を支え、数秒。霊夢の部屋らしきところから物音は聞こえない。チルノは大きく肩を落とした。しかしこういうところでソルジャーとしての能力が機能するとはこれ如何に
霊夢の家を出て、若干後ろめたい気持ちにもなりながら、その場を後にしたチルノ
窓には、何かがきらりと光る